部下から、出社拒否されたお話

こんばんは。

前回も書きましたが、わたしは平均年齢50歳のパートスタッフチームのリーダー。

ときには自分の母と同じくらいの年齢の方たちと仕事をしています。
 
たいてい、会社での立場を知人に話すと「うわぁ、たいへんそう...」って反応が返ってきますが、否定はしません(笑)


わりと最近だと、
「あしたから会社に来なくていいですか?」と本気で逆ギレされました。

なんでこんな事態になったかというと…。





おばさまのOAスキルをめぐる狂騒

うちの会社は事務会社とはいえ、まだまだ紙媒体での事務作業が多く残っていて、
たいしてパソコンが使えなくても仕事できちゃう会社です。
パソコンの入力作業は定型フォームへの文字入力のみ。
だから、ワード、エクセルといったOAソフトはおろか、パソコンでのメール発信もままならない。
特に60歳前後のメンバーのOAスキルが壊滅的に低いのですが、こんな環境なのでパソコン使えなくてもやり過ごせてました。


ところがそんな状況が一変して、今年度中にエクセルファイルを使ったデータ入力業務がはじまることに。基本的なOAスキル習得がマストとなりました。

ついに黒船来襲でございます。

会社の動きを受けて、課でも新しいデータ入力のOJT研修をはじめましたが、


「デスクトップってどこですか」
「マウス触ってもいいんですか」
「ファイルを閉じて良いかわかりません」

Excelファイル以前の問題が明るみに。


さらにとどめは、極度のパソコンアレルギーから、パソコン操作を覚えることじたい拒絶するメンバーが出たことでした。


パソコンは苦手なんです キライです。
だからできません。
なんでわたしがやらなきゃいけないんですか。


講習を受けていても投げやり。
マウスに触ろうともしない。

ついに研修担当の大ベテランの先輩も音をあげだし、先輩の言葉尻からスタッフに対する不信感が見てとれるようになりました。

危機感を覚えたわたしが該当スタッフに声をかけ、返ってきたのがこんな捨て台詞でした。


「わたしにはこの仕事ムリです。
もう明日から会社来なくてよいですか?」




コツコツと真面目に仕事に取り組んでいたスタッフが、
ある日変化に対応できず逆ギレ。

元々仕事ができる先輩は、スタッフのレベルの低さにイライラ。

でも会社の動きはとめられない。



なにか手を打たないとチームが崩壊しそう。

ひきつった笑いを浮かべながら、なんとかその場はおさめたわたし。

ぐるぐる考え抜いたあっきーさんは2つの手を打ちました。

続く。