想いを言葉にのせる大切さ

下書きに残っていた3年前の記事。

きのう起きた出来事でダメージをくらってたけど、過去の自分の記事に勇気をもらう。

いまも昔も大切にしたいことは変わらなくって、フィールドを変え広い舞台に出ても、やってることは同じだな。

一人ひとりの声と会社の方向性をつなげることで、組織人としての働きがいを実感したい。そしてみんなにも働きがいを感じながら過ごしてほしい。

いま、そこにダイレクトに関われるおいしいポジションにいるんだと、自分のマインドセットの意味もこめて、投稿を世に出しましょう。

 

それでは3年前に書いた、前部署での体験記へ。

 

飲み会で空気を変えた一言

おばちゃんたちとわちゃわちゃ仕事をしだして早4年半。

友人と飲んでるときに近況報告をしあって、あんなことや、こんなこともあったな~と振り返っていたのですが、そういえば私は人間界の中でおばちゃんという種族が一番苦手なんだった!と思い出しました。

 

みなさんは、パートのおばちゃんというとどんなイメージを持ちますか?

わたしの中のおばさんのイメージは、感情的、ウェット、文句が多い、ヒステリック、陰口が多い、やたらエネルギッシュなどなど。

 

もともとわたしは物静かに淡々と仕事をするタイプなので、感情を全面に出してくる人というのは、なんだか気圧されるというか喰われそうな感覚になります。

ひとことでいうと、めんどくせぇ存在でした。

 

なので上司から

「今度からパートチームの管理をよろしく!」

と言われたときは、あぁわたし死ぬ、と思いました(笑)

 

なんだかんだで半年が過ぎて8か月が経過したころ、

この4年半の中での最初のヤマ場が来ました。

 

パートチームのメンバー間でいさかいが起こり、とあるメンバーをめぐって

「あの人が辞めなかったら、わたしが辞める」

「あの人、サボってばかりで許せない!他のチームに追いやってくれ」

と言う古株のメンバーが続出したのです。

 

もっともわたしが嫌いなめんどくせぇ事態。

 

一緒に働いてる同僚は見て見ぬふりで何も手を打とうとしない。

なので、必然的にタレ込みはわたしのところにやってきます。

 

うぉぉぉ!めんどくぇぇぇ!と思いながら、まぁ古株メンバーの言い分も理解できたので(確かにサボり癖はある)、どうにかおさめようとしましたが、やっぱりどうにもできなかったので、上司に相談して仲裁してもらうことに。

 

結果、やり玉にあがったメンバーは上司の采配で他チームに移ることになりました。

でも、残った古株のメンバーたちもどことなく後味が悪い感じです。

 

そんなとき上司の計らいで残ったメンバーたちと飲みに行きました。

そこで上司から、社員は一言ずつ締めの言葉を言え!とムチャぶりがきて、ビビリながら言葉にしたのはこんなことでした。

 

「うちは給料も低いしパートさんだったらよそでいくらでも働けると思うけど、それでもせっかくここで働くことを選ぶんだったら、ここで働くメリットをみんなに感じてもらいたい。そのメリットを作り出すのがわたしたち社員の仕事だと思っている」と。

 

ただただデロンデロンに飲んでた上司の空気が一変するのがわかりました。

それからというもの、上司の見る目もパートのメンバーの見る目も少し変わったようにも思います。こいつは冷静なだけじゃないんだな、と。

 

interpreter=翻訳者としてのわたし

 

わたしがパートスタッフチームの管理をするようになって大事にしているのは、「自分のことばで語る」こと。

 

それは、いままでの上司や先輩たちが、部下に指示だしをするとき、「上がそういうから」というときがあって、いつもがっかりしていたからです。

 

「上がそう言う、ってそりゃそうだけどさ…それで言うこと聞くと思ってんの?」と思っていました。

 

逆にいうと、上が考えていることを理解できていない自分をさらけ出していることと同じです。

 

パートなんだから、仕事に必要な具体的な指示さえ出せばいい。そういう考え方があるのもわかります。

 

でも全員とはいいませんが、自分の考えていること、思っていることを伝えると、聞く側の目の輝きが違う。

 

だから、会社が考えていることや課長が考えていることと、パートメンバーが大事にしたいことを結び付けられるよう、自分なりに翻訳して、自分なりの考えや思いを味付けして伝えることを大事にしています。